「土方さん?ですけど」



「ん?ああ、何だ」



「お茶淹れたので。入りまーす」



「おう」






四月も下旬に入ったよく晴れ渡った日の午後、

私は久々にお茶を持って土方さんの部屋へ向かった。



相変わらず無愛想に返ってきた返事に、少し口元が緩む。



障子を開けると、其処にはいつもの後姿。



漆黒の長い髪を後ろでゆるく一つに束ねた、広い背中。



うなじがきれいで、思わず毎度抱きついてしまいそうになる

大好きな背中。



そうやって部屋に足を踏み入れた私がちょっと見とれていたら、

土方さんが振り返りもせずに問い掛けてきた。






「・・・市村はどうした」



「鉄くんなら稽古中です。・・・何、私じゃ不満な訳?」



「誰もンな事ぁ言ってねぇだろ」



「左様で御座いますか、副長殿」



「・・・馬鹿言ってねェで早く持って来い」



「はいはい」





呆れたように言う土方さんだったけど、それも慣れっこだったので

私も軽く流してハイ、と持ってきたお茶を土方さんに渡した。






「お仕事中ですか?」



「・・・いや、まぁちょっとな・・・」





・・・この反応は、きっと俳句を作ってたんだな。



ごにょごにょと言葉を濁す土方さんが

いつもの鬼副長の様子とは全然違って、何だか可愛い。







「じゃぁお茶運んできて言うのも何なんですけど、あっちの中庭で飲みませんか?

 今ちょうど桜がきれいに咲いてるんでお花見気分♪なーんて」



「・・・仕方ねェな、付き合ってやるよ」



「やった!今ね、沖田さんと一緒に言ってたんですよvお茶菓子もあるしーって」



「・・・総司?」



「?ええ」



「やっぱ止めだ」



「ええーっ!?何でですかー!!」



「桜ならこの部屋からでも見えんだろ」



「はぁ、まぁ・・・」






土方さんってば、訳わかんない!



行くって言えばやっぱり止めるとか言い出すし・・・もう。






「じゃ、それなら私は行きますね」



「お前も此処にいろ」



「はぁ!?」






今度は私も此処にいろとか言い出しちゃったよこの人・・・

あぁ、自分本位なお方なんだから。



・・・でも、好きだからあがらえない、そんな気もない。



沖田さんには少し悪い気もしたけど、

やっぱり土方さんに此処にいろって言われちゃうと・・・動けないじゃない。







「どうした?来いよ」







・・・ズルイ。



そんな顔でこっちを見て、手を差し伸べて。



土方さんは湯飲みを持って立ち上がり、縁側へ出たところでこっちに振り返り、

左手を私の方に差し伸べた。



反則じゃない、そんなの。







「・・・もう」






敵うはずがないよ







顔が赤くなるのが自分でもわかったけど、

私はわざと“仕方ない”って感じの言い方で返事をして

すとん と土方さんの隣に腰を降ろした。



・・・ささやかな抵抗。










「きれいですねぇ」



「そうだな」






二人で見上げる桜は 京の青空に良く映えて、

ひらひらと薄い桃色の花びらを風になびかせていた。






「良い天気過ぎて、寝ちゃいそう」



「仕事あんだろ」



「今さっき洗濯物干したから、それが乾くまで暇でーす」



「そうかよ」



「・・・寝て良い?」



「・・・」



「わゎっ!?」







それは一瞬の出来事。



私が聞くと土方さんはちょっと黙って、

それから急に私の腕を掴んで自分の方に引っ張った。






「・・・土方さん?」



「・・・肩貸してやるよ」



「・・・ありがと」






顔をこっちに向けてくれないから

どんな表情してるのかはわからなかったけど

きっと・・・照れてるんだろうな。



暖かい春の陽射しと、貴方の体温。



だから、この季節が、大好き。
















終終終!!!

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甘いの目指してみたけど・・・見事にシッパイネ!(訛るな)

砂糖じゃなく砂吐いてます(死)

しかも季節遅れも良いトコだ。

っていうか京都の桜っていつ咲くねん・・・?(殴)

管理人ホッカイドーだもの!わかるはずないわー!!(ニュース見ろや!)

とりあえず土方さんの肩を借りて寝たいと言う欲望のまま☆".:*゜(死)

膝枕でも勿論オッケーなんですけどネ(殴)ゴハァッ!!

最近土方さんばっか更新・・・HAHAHA;


平成壱拾六年五月弐拾壱日 Mia拝。

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