例えば。

あなたに出会って、今日この日まで。

私はたくさんのあなたを見つけて、触れてきました。


でもね


まだまだ知らないこと、たくさんある。

もっといっぱい知りたいよ、あなたのことが。

教えてよ、もっともっと。




















 r e a l i z e




















「ねぇ先生、先生の身長って何センチ?」

「身長?えーと…175くらい、だったような」

「じゃあ、血液型は?」

「───O型だ」

「あっ、私と一緒vvじゃあ次は───」

「───おい、っ」










最近、やたら恋人であるが俺に対して質問ばかりぶつけてくる。

それも、“何が好き?”とか“生まれた場所は?”とか……

全て俺の趣味嗜好やデータに関わるようなものばかり。

別に尋ねられるのは構わないが、何故ここまでこだわっているのかわからない。

何か彼女を不安にさせるような事を、しただろうか?

いや、そんなの身に覚えがないしするはずもない。

相変わらず俺の隣に座り紅茶を飲みながら質問するを横目に、俺はそんな事を考えていた。










「なぁ、一体どうしたってんだ?」

「え…何が?」










頭の上に疑問符を4つくらい浮かべて俺を見る

そんな仕草も可愛いと思う俺も重症だが、今はそんな事どうだっていい。

今は、問題は─────









「何だっておまえさんは、そう質問ばかりするんだい?」

「あ……ごめん」

「いや、別に俺は怒ってるわけじゃなくて───

 がそう質問ばかりするから、何かあったのかと思ってな」










俺がそうに聞くと、はハッとしたように顔を赤くして口をつぐんだ。

別に俺は怒ってる訳ではないので、何とかにそういう変な心配をさせないように

言葉を選んで話した。










「んーん…何も、ないよ?」

「何もない訳ないだろう…それだけ俺の個人情報をかき集めて、誰かに売るつもりかい?」

「もう、先生ってば」










口の端を上げて冗談っぽく笑って言うと、もつられたようにふふ、と笑った。

そして一段落つくとは紅茶の入ったカップをソーサーの上に戻し、俺の方を見てこう切り出した。










「…私、先生の事何にも知らないなぁ、と思ったの」

「俺の、事?」










少し照れくさそうに、はにかんで言う

彼女の口から出た言葉は、少なからず俺に驚きを与えた。

何も知らない、という事はないだろう。

少なくとも俺達は数ヶ月間、同じ家で暮らしてきたんだからな。

それなりの好みとか性格は知っているし、…ここだけの話だが、

が一番“感じる”所だって知っている。

それだけでは、足りないのだろうか?










「おまえさん十分知ってるじゃないか、俺の事」

「えー?」

「好きな料理とか、色々」

「……もっと、知りたいの」

「…何故だい?」

「……」










目を合わせていたが、急にうつ向いてしまう。

顔が赤い。

…女性というものはつくづく、難しい生き物だと思う。

そしては、しばらく後に真っ赤な顔でこう呟いた。










「好きな人のことだから、全部…知りたい、の」











正直、彼女をすぐにでも抱き締めたい、と思ってしまった。

……可愛い。

恥ずかしそうに、それでも最後まで言葉を紡いだが愛しくて。










「…ごめん、呆れたよね?」

「…そんな事、ないさ」

「えっ?ってちょ、先生ーっ!?」










ソファの隣に座っていた彼女を抱き上げ、俺の膝の上に座らせる。

は驚き、何とかして俺の膝から降りようとジタバタともがく。

…まぁ、俺が離す訳ないけどな。










「そんなに知りたいのなら、教えてやるよ」

「え────?」

「一つ、俺の一番好きなものは、おまえさん。」

「っ…」

「二つ、俺の一番落ち着く時は、をこうやって抱き締めている時」

「ひゃっ…」

「三つ、俺の一番大事なものは……

「すっ、ストーップ!!わかったから、もうやめてっ!」

「…まだまだあるぜ?」










一つずつ俺の好きなものを挙げていくと、が恥ずかしそうに俺の口を両手で押さえた。

あれだけ俺の事を知りたがっていたのに、折角俺が正直に言い始めるとこれだ。

顔を真っ赤にして、“もうやめて”と目で訴えている。










「…まぁ、焦る事はないさ」

「?」

「俺達はこれからもずっと一緒にいるんだ────

 お互いの事なんて、そうしている内に嫌でもわかるだろ?

 それとも、おまえさんはすぐにでもどこかへ行ってしまうのかい?」

「っ……ううん、そんなことない!絶対ない!!」

「じゃあ、それでいいじゃないか」

「……うん」










別に、焦る必要なんかない。

ゆっくり時間をかけて、新しいおまえさんに出会っていくのも、悪くないだろ?

俺の事なら、これからもっともっといくらでも教えてやるから。

ゆっくり、一緒に歩けばいい。




















オ☆ワ☆リ(殴☆)

-----------------------------------------------------------------------------------

30000hitでさくらちゃんに捧げるBJ先生甘夢でした。

・・・すいません・・・すいません・・・!!

甘いのコレ!?ねぇ甘いのォオ!!??(黙れや!)

ヒロインにベタ惚れな感じの先生で書いてみたのですが・・・玉☆砕(ぇ・・・)

こんなので良ければ、どうか受け取ってくださいませ>さくらちゃん

30000hit、誠に有難う御座いました!!



05.01.27 Mia

-----------------------------------------------------------------------------------