・・・悪夢、再び。




















キ リ コ 襲 来 〜 聖 夜 の 悲 劇 〜




















「あ
めは夜更け過ぎぃ〜にぃ〜♪」

「・・・何でそんな湿っぽい歌歌ってるよのさ、ちぇっかくのクイスマスなのに」

「切なくも甘いコレがいいのよ・・・!」










12月24日、クリスマス・イブ。

雪がうっすらと降り積もる、恋人達の聖夜。

日も傾きかけてきた午後、はピノコと二人キッチンに立って

鼻歌混じりに、夕食の準備を進めていた。











「ピノコピノコ、これイイ感じに出来たよ!」

「わぁ、さすがよのさ!味見すゆーvv」

「はい、どーぞv」










の作ったスープの味見をするピノコ。

一口飲むと、満面の笑みを浮かべる。










「すっごく美味しいわのよ〜v」

「良かったぁ・・・じゃ、あとはケーキのデコレーションだね」

「うん☆」










そう言うと、二人は先に焼いてあったケーキのスポンジを取り出して

生クリームを泡立てていく。

甘い匂いが、キッチン中に広がった。










「わ、はねちゃった」

「いただきますv」

「あっじゅる〜い!」










泡立てていたクリームがピノコの頬に飛んでしまったのを、

指ですくって舐める

楽しそうな笑い声をあげて、とピノコはケーキ作りを進めていった。





そんな二人の声を聞きながら、居間で本のページをめくるブラック。

がつけていったオーディオからは、ゴスペルのクリスマス・ソングがゆったりと流れていた。

ごくごくありふれた、クリスマスの風景。

久し振りの仕事に忙殺されない日に、彼は密やかに幸せを感じていた。





・・・しかし、それも束の間。










「・・・ん?」










ふと窓の方に目をやったブラックは、見てしまった。

・・・雪の向こうに、の姿を。










「ッ・・・・キッ、キリコ!?」





(・・・落ち着け落ち着け落ち着けッ・・・落ち着け俺!!!

 きっと何かの間違いだ・・・いや、見間違いに違いない!!疲れてるんだな、俺は・・・

 キリコなんぞ見てないぞ・・・見てない、断じて見てない!!!










必死で今見てしまったものを否定しようとするブラック。

だが彼の思いとは裏腹に、残酷にも悪夢を告げる音が鳴る。





コンコン・・・と、あの時と同じようにドアを叩く音が。










「あ、先生お客さんみたい。ごめん出てもらっていい?今手が離せなくって」

「・・・ん?何も聞こえなかったぞ。空耳だろう」

「えー?」










そうかなぁ、と言いながらキッチンで料理に戻る

しかし無情にも、ドアを叩く音は止まなかった。

コンコン、コンコン、と来客を告げる音が規則正しく鳴り続ける。










「先生、空耳じゃないってば」

「いや、空耳だ。そうでなければ風の音だろう」

「無茶苦茶言わんでください」

「知らん、俺は知らんぞ」

「・・・先生、いい加減早く出てよ。(ノックの音五月蝿いから)」

「嫌だ」

「・・・。」










あくまでもドアを叩く音を無視しようとするブラック。

いい加減その態度に何か裏が隠れている事を感じ取る

数分の言い合いの末、二人の間に何とも言えない空気が流れた時・・・ドアを叩く主が、ついに痺れを切らした。










「オイコラブラック・ジャック!!いい加減開けやがれ!寒いんだコンチクショウ!!










コンコン、という控えめな音は止まり、今度はドンドン、と荒々しくドアを叩く音が

ブラック・ジャック精神面での永遠のライバル、Dr.キリコの怒声と共に玄関から鳴り響いた。










「・・・ほら先生、お友達ですよ」

「チッ」

「オイコラ」










明らかにバツの悪そうな顔をして舌打ちをするブラックに、

が笑顔で罵声を浴びせた。










「・・・さっさと出てさっさと帰ってもらってくださいね?」

「あ、ああ・・・(言われなくてもわかってるさ・・・!!)」










にっこりと、だが威圧感のある笑顔で迫るに、

ブラックは心の中で涙を流したという。










「・・・何用だ」

「何分待たせるんだ!!凍傷になったら貴様のせいだからな!!!・・・このロリコン

「・・・アポイントもなく人の家にやって来ていきなりご挨拶だな、殺人快楽者










これでもか、というくらい嫌な顔をしてドアを開けたブラックに、

十数分ほど雪の降る玄関前で待たされたキリコは飛び掛って胸倉を掴んだ。

外は一面真っ白な雪が降り続き、気温もかなり下がっている。

そのせいか、いつも青白いキリコの顔がより一層白く血の気が引いていて

その形相はさながら雪原で遭難死した幽霊のようだったという。










「・・・で、何しに来た。こちとらお前に用なんざ全ッくないんでな。お引取り願おうか」

「五月蝿いッ、とりあえず入れろ!貴様の家へ!!」

「あッやめろ、出て行けキリコ!!」










ブラックの制止も空しく、無理矢理家に上がりこむキリコ。

・・・余程外が寒かったらしい










「何しに来たんだッ!殺人医者!」

「あいつから逃げてき・・・ゲッ、ゲフンゴフン!!

 い、いや、決まっているだろう、お前をこの世から消すために来たんだッ!!」

「12月24日にか!今日は何の日だと思ってるんだ!?」

「天下のブラック・ジャックがクリスマスパーティかい?

 ヒヒッ、やはりロリコンはやる事が違うな・・・」

「黙れ、何度も言うようだが俺はロリコンではない!」










相変わらずの阿呆トークバトルを繰り広げる二人。

とりあえずポロリと出そうになったキリコがBJ邸まで来た本当の理由には

頭に血がのぼって気付かないブラック・ジャックだった。





・・・そして、キッチンでは。










「・・・ねぇ、またあのこよしやのできそこないのおっちゃんが来たの?」

「らしいね。ったく、この間みたいに玄関滅茶苦茶にしたら二人とも許さないんだから」

「先生もしゃっしゃと帰らちぇればいいのにー」

「ほんっとロクな友達いないわよね、先生。手塚先生くらいかしら、まともな人って」










玄関の言い争いを聞きながら、淡々とケーキを飾り付けていくとピノコ。

本人達に聞こえないのをいい事に、言いたい放題だ。










「・・・まぁ、落ち着こうぜブラック・ジャック」

「な、何だよ・・・(急に態度が変わったぞ・・・?)」










数分口論を続けたところで、一度(引き攣ってはいるが)笑みを浮かべて、

キリコはブラックに一歩詰め寄った。

その笑顔に不信感を覚えたブラックは、一歩後ずさる。









「俺はこんな事をしにわざわざ
変態のお前を訪ねたわけじゃないんだぜ」

「・・・」

「ついお前と顔を合わせるとこうなっちまうからな・・・
このロリコン医者

「・・・」










言葉の端々に本音が滲み出ているキリコだったが、

あくまで紳士的な態度を崩さないその様子にブラックは嫌な汗を流しながら

呆気にとられて何も言う事が出来なかった。










「俺はな、ブラック・ジャック」

「あ、ああ・・・」

「一年に一度の聖夜・・・クリスマス・イヴの今日くらいは貴様と休戦してもいいかと思ってやってきたんだ!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁああ!?」










韓流スターも顔負けな爽やかな笑顔を浮かべ、

何やら(ブラックからしてみれば)狂気じみた有り得ない言葉を吐いたキリコ。

まさかキリコの口から『聖夜』だの『クリスマス・イヴ』だなんて言葉を聞ける日が来るとは、

世界中の誰が思っただろう。

普段の中傷言葉よりも数万倍威力のあるその致死率200%攻撃のダブルパンチに

ブラックは数秒固まった後ようやく我に返り、また彼のものとは思えない素っ頓狂な声を上げた。










ーッッッ!!!!!!

「なッ、何!?」

「いっいっ今キリコが・・・キリコがおかしな事を言ったんだ!!

 大丈夫かあいつ!?いやむしろ大丈夫か俺!!??










キリコを放っておいて、キッチンに駆け込んでの肩を掴んで詰め寄るブラック。

いつも冷静な彼の姿は全くなく、ブラックはかなり錯乱していた。

顔を青ざめさせながら「落ち着け・・・落ち着け俺・・・」等とブツブツ言っている。










「先生、落ち着くよのさ・・・」

「ピ、ピノコ・・・」









哀れみに満ちた目で、ブラックを見上げるピノコ。

ピノコにすら馬鹿にされているという事にも、今のブラックにはもうどうでも良い事であった。










「いやぁ、お久し振りですねお嬢さん達」

「・・・あ」

「出た」

「うわぁああッ、帰れ!何故ここまで来たキリコッ!」










そうこうしている内に、居間まで勝手に上がってくるキリコ。

彼の登場に、まるでゴキ●リでも見るかのような顔をするとピノコ。

そしてブラックはというと相変わらず狼狽していた。










「・・・うちに何か、ご用でしょうか」










にっこりと営業スマイルを浮かべ、あくまでも落ち着いた素振りではキリコに問いかける。










「なぁに、久々に旧友の顔を見たくなってお邪魔しただけですよ」

「・・・旧友ッ?!いつから俺とお前は旧友になった!?答えろキリコ!!

「生憎今日は忙しいのですが」

「お気遣いなく、お嬢さん」

「たとえ気にしなくてもあんたの存在自体が邪魔なんですよコノヤローv」










丁寧な口調だが、言っている内容は毒にまみれている

それでもキリコは胡散臭い笑顔を崩さなかった。










「・・・ああ、渡すのを忘れていましたが・・・」

「ん?」










ゴソゴソ、と持っていた鞄をあさるキリコ。

中から出てきたのは、一本のワインだった。










「どうぞ。手土産です」

「・・・どーも」

、捨てろそんなモン!!毒だ・・・毒が入っているに違いない!!」

「失礼だなブラック・ジャック・・・言っただろう、今日は休戦だと」

休戦ならまずウチへ来るな!!

「五月蝿いマザコン男!!人の好意は素直に受け取らんかァー!!

好意に殺意が見え隠れしてるのだ!!このシスコン!!殺人嗜好症!!」

「「・・・二人とも五月蝿い(よのさ)」」










そのワインをに手渡すキリコに、ようやく現実に目を向けつつあるブラックが食って掛かる。

またあの低レベルな言い争いが始まろうかとした所に、とピノコが冷静にそれを制止した。










「・・・とりあえず、もうどうでもいいから二人ともリビングに黙って座っててください」

「な、何を言ってるんだ・・・」

「ありがとうよ、お嬢さん」










これ以上五月蝿くされるのを嫌ったが、諦めたようにそう言った。

明らかに嫌そうな顔をするブラック。

そしてキリコは『よっしゃ』という表情。

そんな二人を放っておいて、とピノコはさっさとキッチンへ戻っていったのだった。










「中々物分りのいい娘じゃないか、ブラック・ジャック」

「いいかキリコ・・・頼むから頼むからだけには手を出すんじゃないぞ!?

「だれがあんなガキ相手にするか。俺はお前と違ってロリコンではないのでな」

「俺はロリコンじゃない!!あっコラ何勝手に人の家のソファでくつろいでるんだ!!」

「いつ来てもセンスのない家だな」

「俺にはお前にセンスがあるとは思えないがな、キリコ」

「黙れ、変態趣味










また始まる低レベルな罵り合い。

メスや注射器が飛び交っていないだけ、いつもよりまだマシかもしれないが。

しばらく言い争いを続ける内に、あまりのくだらなさにが現れた。

・・・その右手に、包丁を掴んで










「・・・五月蝿いって、何回言わせたら気が済むの?」

「「・・・す、スイマセン・・・」」











にっこりと笑顔を浮かべてはいるものの、目が笑っていない。

包丁からは、トマトでも切っていたのだろうか・・・赤い汁が滴っていた。

それを見て、一気に青ざめるブラックとキリコ。

ブラックは悟った――――――――あの目は本気だ、と。





その直後。

一瞬沈黙が訪れた居間に、玄関からノックの音が鳴り響いた。










「・・・またお客さん」

「お、俺が出てくるよ、・・・」

「お願いね」

でっ・・・出るなァ!!










玄関に向かおうとしたブラックの腕を、キリコが掴んだ。

その顔はいつも以上に、先程雪の中で待たされていた時以上に、

ひどく血の気が引いている。










「あいつだ・・・あいつに違いない・・・!!」

「・・・一体誰だというんだ」

「ッ・・・クソッ、頼むから出ないでくれ!!ドアを開けるな!!

 開けたら青少年健全育成条例違反
(注・未成年者に対する淫行等)で通報するぞ!??」

俺はそんなものに引っ掛かるような事はしていない!

「黙れ、お前のような奴がいるから日本は駄目になっていくんだ!!

「貴様にだけは言われたくないぞ、この安楽死医者!大体小泉が悪いんだ・・・!!










挙句の果てに日本の行く末まで論議し始めて、最早論点が完全にずれてきたブラックとキリコ。

そんな二人を横目に見て、はため息をついた。

・・・と、その時。










「にいさんッ、そこにいるのは分かっているのよ!!さっさと出てらっしゃい!!」





「ひッ・・・!!」

「・・・にいさん?」

「お前、まさか・・・」










ブラックの脳裏に、以前一度だけ会った事のある一人の女性が浮かんだ。

彼女の名は、ユリ。

・・・Dr.キリコの妹だった。










「頼む、俺はいないと言ってくれ・・・!!」

「何故だ・・・俺にそんな義理はない」

「なぁ、俺達友達だろう!!」

二度とそんな台詞を吐くな!!!










懇願するキリコの友達宣言に、ぞわっと鳥肌を立てるブラック。

余程気色が悪かったらしい。










「にいさんッ、早く出てらっしゃい!?いい加減にしてちょうだい!!」





「・・・お前、一体何をしたんだ・・・」

「お、俺は悪くないんだ・・・」

「・・・(哀れだな・・・)。」





「こちらの先生にもご迷惑でしょう、さっさと出てらっしゃい―――――って、あら」

「こんばんは、お兄様なら居間におりますわ。どうぞ上がってください」

「すみません・・・私、ユリと申します。うちのあの馬鹿兄が、とんだご迷惑を・・・」

「いいえ、うちの先生もとても楽しそうにしてまして・・・友達が少ないものですから」

「あら、うちの兄もこちらの先生くらいしかお友達がいなくて・・・まったく、お恥ずかしい」





(・・・ーッ!!?)

(小、小娘ェエエエエ!!!!)










居間にいたは、いつの間にか玄関へ移動してドアを開けていた。

唖然とするブラックに、青ざめるキリコ。

玄関から、和やかに自分達の身内を馬鹿にした内容の会話を交わすとユリの声が聞こえてくる。

その声と足音が近づくにつれて、ますますキリコの顔に動揺の色が広がった。










「・・・にいさん、やっと見つけたわvブラック・ジャック先生、お久し振りです」

「ど、どうも・・・」

「・・・・・・・・よ、ようユリ・・・・・」

「よくも手間かけさせてくれたわね、こ
馬鹿兄貴!!

 いい度胸じゃない、まさか私から逃げ切れるだなんて思ってたんじゃないでしょうねえ!?」

「うわぁあああッ、済まん、済まんユリィイイイ!!!俺が悪かった!!命だけは助けてくれェエエ!!!





「・・・ユリさんって、すごくいい人ね。さっき少しお話ししたんだけど、すごく話が合うの!」

「・・・そ、そうかい・・・?はは、良かったじゃないか・・・」










あのキリコが物凄い剣幕で詰め寄る妹に命乞いしているという

世にも稀な風景を前にしながらも、ブラックはそれも人事ではないと感じた。










?準備じぇんぶ整ったけど・・・そぇどこよじゃなちゃちょうね」

「あ―――――――ピノコ」










ひょこり、とテーブルの準備をしていたピノコが居間に顔を出した。

ブラックとはそれに気付くが、キリコとユリはそれに気付いた様子はなかった。










「あの、お取り込み中の所申し訳ないんですけど・・・ユリさん?」

「あら、さん・・・ごめんなさい、私ったらつい取り乱しちゃって」

「いえ、気にしないでください。私もよくありますから」










もはや(恐ろしさの余り)無抵抗のキリコの胸倉を掴んでがくがくと揺らして詰め寄るユリに、

が後ろから笑顔で声をかける。

それにまたキリコの胸倉を掴んだまま笑顔で応じるユリ。










「よろしかったら、一緒に夕食食べていかれませんか?」

「あらそんな、悪いですわ。突然お邪魔したのに・・・」

「元々多めに作ってあったし、人数が多い方が楽しいじゃないですかv

 ・・・それに、私もう少しユリさんとお話しがしたくって!」

「お互い馬鹿な身内を持つと、苦労しますものねぇ・・・」

「ええ、ですから是非v」










にこにことユリを食事に誘う

それを見て、ピノコは「わー、ちゅてき!」と嬉しそうな声を上げたが

ブラックは焦る。










・・・俺達のクリスマスはどうなっちまうんだ・・・?)










クリスマスにかこつけてあんな事やこんな事をしようと目論んでいたブラックの青写真が、

ガラガラと音を立てて崩れていった。










「・・・じゃあ、お言葉に甘えようかしら?」

「わぁ、ありがとうございます!

 なんだか無理に引き止めてしまったみたいでごめんなさい、ユリさん。さ、こっちへどうぞv」

「良いのよ、私もたまに兄の愚痴を聞いて欲しい所だったしv」

「あっおい、そこは俺の椅子――――――――」










は、いつもはブラックが座る食卓の椅子にユリを案内する。

食卓の椅子は三つ。

たとえキリコを抜かしたとしても、椅子は足りない。










「先生は、そこでキリコさんと二人で食べてねv今ご飯持って行ってあげるから」

「え・・・いや、!?ちょっと待て!」

「女は女同士、男は男同士って事でvvじゃ!」











 * * *










「・・・何故、クリスマスにお前と向かい合って食事をせねばならんのだ・・・」

「俺だって嫌さ・・・だがな・・・女は怖いぞ・・・あの小娘も今にユリのように――――」


「何か言った!?にいさん」


「いや、何でもない!何も言ってないぞ!!」


「・・・そう?」










ダイニングテーブルからは楽しそうな、女性達の話し声が聞こえてくる。

一方居間では、いい年をした男二人がつまらなそうに顔をつき合わせて黙々と食事を摂っていた。

まるで対照的な、クリスマスの風景。










「そぇよい、シャンタしゃんに何もらうよのさ?とユリしゃんは」

「私はねー、そうね・・・ヴィトンのバッグとか、カルティエのリングとかかなv」

「私はシャネルの新作スーツがいいわね・・・ブルガリのB.zero1の腕時計もいいかしら」

「ちゃんと一晩で世界中の家に届けらぇゆのかな、シャンタしゃん」

「大丈夫よ、ウチのサンタさんはおじいさんよりも若い真っ黒な服を着た人だから

「ええっ、みんな違うの!?」

「そうね、ウチのサンタは銀髪の長髪頭で眼帯してるわ

「ピノコもおっきな声で欲しいものいってごらん?きっと届けてくれるからv」

「ピノコ、シチュテムキッチンが欲しいわのよー!」

「サンタさんのお部屋まで聞こえるかなー?はヴィトンのバッグとカルティエが欲しいでーすv」

「私はシャネルの新作にブルガリの腕時計よー、青白くて不健康そうなサンタさーん










隣の部屋まで聞こえるように、大きな声で欲しい物を叫ぶ三人。

明らかにそれは、今頃空を忙しく駆け回っているサンタに向けられたものではなく。

それを聞いて、居間で向かい合ってクリスマス・ディナーをしていたブラックとキリコは

そそくさと立ち上がり、コートを羽織って財布を手にして街へ向かったのだった。










「・・・俺達も、お互いに大変だな」

「ああ・・・辛いよな・・・」










・・・街へ向かう車の中。

ブラックとキリコは、初めてお互いを分かり合えたのだった。










M e r r y C h r i s t m a s ! !

来年こそ、君達に幸あれ。
















・・・終われ。

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アホで無駄に長くてごめんなさい・・・!!(爆)

疲れました・・・とりあえずついにユリさんまで乱入。

アホだよ・・・全員アホだよ!!!orz

ここまで読んでくださった様、本当に済みませんでした・・・!!!

とりあえず青少年なんとか法は自信ありません。

でもまぁ多分そんな内容の法律。(爆)

こんなんですが一応クリスマスフリー夢です・・・(すんごいいらない)

もし持って帰ってやるよという奇特な方がいらっしゃいましたらBBSかなんかで一言声かけてください(死)

メリークリスマース!(死ね!!)


04/12/14 Mia拝。

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