「先生ー」
「何だい、」
「あのね?」
「ん?」
「一緒にお風呂入っていい?」
「・・・は!?」
*:+.。"; bubble☆bubble ;"。.+:*
の強烈な言葉に、ブラック・ジャックは思わずしまいかけのカルテを落としそうになってしまった。
いくら恋人といえども、二人で風呂。
・・・イコール、裸。
内心とは裏腹に平静を装い、ブラック・ジャックは咳払いをしてからに尋ねた。
「・・・何故?」
「いやあのさっきね・・・テレビ、見てたでしょ?こわいやつの。それで・・・」
ああ、成る程。
ブラック・ジャックは事の理由に気づき、納得した。
夕食を食べた後、とピノコは怖い話のテレビ番組を見ていたのだ。
怖がりなくせに、そういうものはつい見てしまう。
それで結局、一人で風呂に入るのが怖くなったんだろう。
「・・・だから言っただろう、やめておけと」
「だって面白そうだったんだもん・・・」
「怖いんじゃないのか?」
「怖いけど、興味あるってやつ!わかる?」
「・・・わからんね」
「むー・・・で、だめ?」
30センチほど自分より身長の低いが、上目遣いで見上げて聞く。
駄目なわけないだろう、とブラック・ジャックは心の中で呟いた。
「・・・別に、構わないが」
「ほんとっ!?ありがと、先生!!ピノコちゃん寝ちゃって、困ってたんだぁ」
満面の笑みでそう言う。
余程一人で風呂に入るのが怖かったらしい。
「これを片付けたらすぐに行くから、待っててくれ」
「うんっ♪」
嬉しそうに部屋から出て行く。
それを横目に見ながら、ブラック・ジャックはカルテを元の場所にしまって居間へと向かった。
「あ、先生」
「終わったぞ」
居間には着替えを持ってブラック・ジャックを待っているの姿。
ブラック・ジャックが来たのに気づくと、座っていたソファから立ち上がってそばへ駆け寄った。
「ごめんね、仕事の途中だったのに」
「いや、もう終わるところだったからな。気にするな」
「ありがと」
そう言って優しく微笑むブラック・ジャックに、は嬉しそうに笑って言う。
身長差があるため、必然的に意識しなくてもブラック・ジャックを上目遣いで見上げる形になる。
ブラック・ジャックはその場で抱きしめてしまいたくなるのを必死で抑えながら、
バスルームへの廊下を歩いたのだった。
「・・・一体どんな話だったんだ?」
「えーとね・・・お風呂の浴槽に、死んだはずの女の人が映ったと思ったらザバーって出てきて・・・」
「それで?」
「・・・あーっもうっ、怖くなるから思い出させないでよ・・・。」
「悪かった悪かった・・・ま、まだまだお前も子供だな」
「うるさーいっ」
顔を真っ赤にしてブラック・ジャックを睨む。
そんな表情もたまらなく可愛く、逆効果でしかないのだが。
そうこうしている内にバスルームへ着く二人。
・・・さて、どうしたものか。
「目、瞑って?」
「・・・は?」
「だーかーら、目瞑るの!私がいいよって言うまで、目瞑ってて」
「・・・何故」
「・・・言わせる?普通」
そう言って、また顔を赤くしてブラック・ジャックを睨んだ。
当のブラック・ジャックは、そんな事は微塵も気にしないのだが。
「おまえが一緒に風呂に入りたいと言ったんだぞ?」
「それとこれとは話は別!!」
「大体、入ってしまえば同じだろう」
「あーもー!!先生ってばデリカシーないの!?」
「・・・分かった、分かったよ」
決して引かないを見て、苦笑いを浮かべるブラック・ジャック。
まだ少し苛めてみたい――――――そう思いながらも、
が泣き出す前にからかうのをやめて彼女の言う通り背を向けて目を瞑った。
「ほら、これでいいだろ?」
「覗いちゃ駄目だよ?」
「・・・はいはい」
何度も念を押して、はようやく服を脱ぎ始めたようだった。
ぱさり、ぱさりと服が脱衣籠に入れられていく音が聞こえた。
そしてその音が止まると、バスルームの扉の開く音。
水音が何度か聞こえてきたので、もうは浴槽に入ったのだろうか。
「・・・?もういいか?」
「ん――――ちょっと待って、うん――――――いいよ!」
浴室の中独特の、響いた音での声が聴こえてくる。
のOKの声に従って、ブラック・ジャックも服を脱ぐと腰にタオルを巻いて浴室へと入った。
「――――――――――何だ、これは」
「見たまんま」
浴室へ入ったブラック・ジャックの目に飛び込んできたのは、泡で埋まった浴槽、
そしてそこから肩から上を出しているの姿。
「バブルバスでーすv」
「・・・ったく」
少し残念、と思った事は言うまでもないが、あえてそれは口に出さずにとどめておいた。
「ほら、早く先生も入んないと風邪ひくよー?」
「ああ」
に誘われるまま、軽く体を流してから浴槽に入るブラック・ジャック。
バブルバスの泡が、遠慮なく体に纏わりついてくる。
「えへへ、楽しいでしょ?」
「・・・いつの間におまえはこんなのを買ったんだ」
「今日買い物に行ったらたまたまピノコちゃんと見つけて・・・昔から好きだったんだよね、こういうの」
「女の趣味はわからんね」
「あっ、ひどーい先生」
口の先を尖らせて、拗ねた素振りを見せる。
浴室内の蒸気のせいで、肌がいつもよりピンク色になっている。
そして、頭の高い位置でまとめられた長い黒髪。
それでも落ちてくる後れ毛が、細い首筋に張り付いていた。
・・・艶めかしい、の姿。
「・・・せんせ?」
「あ、いや・・・なんでもない」
に声をかけられて、自分が彼女にしばらく見惚れていた事に気付く。
しかしその事を悟られないように、ブラック・ジャックは笑って誤魔化した。
「そ?ほら先生、ソフトクリーム♪なんちゃって」
「・・・それは子供の遊びだろ?」
「・・・そうやってすぐ人の事子ども扱いするけど、たまには童心に返ることも大事デスヨ?」
そう言った直後、の瞳が悪戯っぽい光を宿した。
「せんせっ、泡攻撃!」
「っわ!?やめろ、!」
何か来るな・・・ブラック・ジャックがそう感じた直後に、が泡のかたまりを飛ばした。
ブラック・ジャックの顔や髪に、バブルバスの泡がくっつく。
それを見て、は楽しそうに笑った。
「あはは、先生泡だらけーっ」
「・・・コラ」
「第二弾行っきまーす♪」
「させるか!」
「きゃーっ」
がまた泡をすくってブラック・ジャックに投げようとしたが、
今度は先にブラック・ジャックが手を打った。
「・・・やられた」
逆に、泡まみれにされて悔しそうな顔をする。
ブラック・ジャックはそれを見て満足げに口の端を上げた。
「先生大人気ないなー」
「先にやったのはおまえさんだろ?」
「っ、あはは!」
お互い顔中に白い泡をつけて向かい合う姿に、
二人ともおかしくなって笑い出す。
浴室内に、ブラック・ジャックとの二人の笑い声が響いた。
「せんせ、ほらココ」
「ん」
笑い声が一段落すると、はブラック・ジャックの顔に手を伸ばして泡を指で拭き取った。
の柔らかい指の感触とその視線に、自然とブラック・ジャックの顔が緩む。
「なーに笑ってんの」
「別に?ほら、お前も泡だらけだぞ」
「先生が思いっきり飛ばすからだよー」
一通り取れたのを確認すると、今度はブラック・ジャックがの顔に手を伸ばす。
瞼の上、目の下、頬・・・唇。
「・・・ん」
上から一つずつ拭っていったブラック・ジャックの指が、最後にたどり着いたのは唇。
その端についた泡を拭き取ると、そのままそこに自分の唇を重ねた。
浴室の声が、一瞬で止んだ。
「・・・なんでキスまでするのよ」
「俺だって我慢してるんだ、それくらいいいだろ?」
「・・・ばか」
「何とでも言え」
唇が離れて、ますます頬をピンクに染めたは恥ずかしそうにそう言った。
ブラック・ジャックは相変わらずしてやったり、と余裕の表情。
「さて、早いとこ体を洗って上がろうか」
「えーっ?せっかく泡のお風呂にしたのに」
「ここでやられちまうのは嫌だろ?・・・このままだと、いつおまえを襲うかわからないぞ」
にやり、と口の端を上げてブラック・ジャックはそう言った。
何をやるのか・・・なんて、でも容易に想像はつく。
「・・・先生ーっ!!///」
今日一番の大きな声が、浴室内にこだまする。
勿論風呂から上がったは、ブラック・ジャックの部屋にそのままお持ち帰りされてしまったのだった。
fin.
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久々に夢を・・・(汗)
KMばっかり書いてると夢が書けなくなるーorz
駄文過ぎてごめんなさいごめんなさいごめんなさ(永遠に)
甘いって言うか、いや・・・ び み ょ う (死)
先生が先生じゃない・・・っていうか激しく起承転結のない文章・・・
ウワーわたし逝ってきまつ・・・!!(ノД`);"。.+:*
・・・もはや後書きすら何かいてるのかわからない・・・
2004/12/07 Mia拝
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